さて2週連続で秋立。
先週は大観峰までドライだったけど低気圧が通過したあと冬型かなり強まったようで、大町あたりからチラチラ雪が見えだして扇沢手前ではこのとおり。キッチリ除雪してはくれてるのだが久々の雪道で運転も慎重になりますな。
朝イチアルペンルートで上がるお客も先週とは大違いの大盛況で、富山側のバスもここのところ動いてないらしくISE3も長野側から登場。
なんとかケーブルカーは第一便で乗れたけど第二便に回された人も多数いた模様です。
大観峰ではすっかり冬景色となっており、立山はこうでなくっちゃねぇ。

到着した室堂平は外に出た途端、中国人らしき新婚さんが結婚写真を撮ったりして出鼻くじかれたけど完璧なドピーカン。
高気圧どっかぶって風もほとんどございません。
ただし稜線はまだまだ風強そうだし、雪崩情報では危険なアラートでまくりで雄山の西面にはかなり大きなデブリのあとが。当然滑るルートはかなり慎重に選ばざるを得ませんな。
さて今週の立山クルーはISE3、Gロボ、帝王の水曜チームに小林てんちょ率いるサンライズヒルチームの去年も秋立てに来たユリちゃん、リンゴちゃんと働かない従業員、小山君にワシは初めてのハセガワ君とカキウチ君で11人と大所帯。
帝王とスノーシューのユリちゃん以外は全員スプリット。
風で叩かれてるのか雷鳥沢や西向きの斜面はボコボコしてる感じだし高度を上げても雪の状態はよくなさそうだ。
先週も滑った小山下部のボウルが溜まってて良さそうですよね、ということで雄山のほうから平行移動してボウルにアプローチすることに(するはずじゃありませんでしたかね)。
ところがワシなんかがゆったり歩いているうちに先行するてんちょ達の背中から異様なオーラが。
あ、この雰囲気ヤバいわ。
案の定下部のボウルに平行移動する地点より更にズンズン高度を上げて一ノ越方面に向かってるじゃないですか。あーあ。
やっと追いついて「どこまで行くんすか?」と尋ねれば、てんちょ曰く「もうちょっと高度上げてリグループしま〜す。」と捨て置いてまたサッサと登ってユク。
結局てんちょ達は雄山のピークまで登って様子みて御前谷滑って登り返して...とワケのワカラン野望を抱いてる模様。だって今日はヤバイんですよ?

ということで鼻息荒く雄山のピークを目指す変態チームはほっといて、ワシとISE3、ユリちゃんちょっと迷って帝王、ハセガワ君とカキウチ君はゆるふわチームを結成して雄山下部ボウルを滑ることに。
既に強風でボコボコの高度まで連れてこられちゃって、滑り出しまで高度無駄にしなくちゃならないじゃないですかっ。もう。
風の影響が少なくなった高度まで落として、手頃な沢を目指すことに。
ここまでのところ雪の状態は意外と安定しており、2400m以上の西面やピーク付近に風製雪溜まってるだろう北面以外は大丈夫かな、なんてシロート考えは禁物。
今回一本目、ワシは肩から撮影がてらテールに回ることにする。
一本目はISE3が慎重に雪の状態確認しながらのドロップ。

どうやら雪の状態は良さそうで、狙い通りタンマリ溜まってるみたい。ムフフ。
続いてゆるふわメンバーもドロップ。壁に当て込んだりと気持ちよさそうだし、帝王は相変わらずの華麗なターンを決めてくれます。

2400以下の標高は風もなく、ドピーカンでなおかつ雪はドライで若干風の影響あるところを避ければ問題なし。

2本目は軽く登り返して先週滑ったボウルを目指すことに。
一番手前のボウルを滑ろうかと思ったんだが、ISE3達が奥のボウルをチョイスしたんでワシ一人で別なとこ滑るわけにもいかず、そちらに合流。
今回もISE3がお試しドロップで、続いてワシがISE3のあんがい尾根がいいんじゃないかっつーアドバイスで2本目ドロップ。
ちょっとブッシュが出てたけど、柔らかくてなおかつ板の滑る雪質で満足でございます。
次々にみんなも滑り降りて、2本目も無事終了。

どうやら変態チームが目指した御前谷はさわっただけでも雪崩れそうな雪質で滑るのは諦めて、社務所裏の斜面を降りたらしい、ってひょっとしてそこ雪崩れたとこじゃないッスか?
ワシらがボトムに降りてもまだ2時前なんで、雷鳥沢下部を軽く3本目に滑ることに。
さて登り始めますか、とザックを背負ったところでなんか腰にグキッとイヤな感触が。登ってゆくうちにちょっと雰囲気よくなさげなんでワシは3本目はリタイヤしてしまいました。
あーなさけね〜。
みんなが滑り終わるの待ってから雷鳥荘方面に登りっかえして、みくりが池にチェックイン。
当然フロサケメシネル、なのだがさすがに2時出は厳しく、晩飯ったらバタンキューっす。

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